Excel(エクセル)の学習を進めていると、インターネット上には無数の情報があふれていることに気づくはずです。「この関数の使い方はこれで合っているの?」「この情報は最新のExcel 2021に対応しているの?」と不安になることも多いのではないでしょうか。
実務でExcelを使いこなすために最も重要なのは、「情報の出処(ソース)が信頼できるかどうか」を見極める力です。間違った情報や古い情報を覚えてしまうと、業務で重大なミスにつながる恐れさえあります。
そこで今回は、当ブログ『Excel Guidebook』が自信を持っておすすめする、「Excelを学ぶなら絶対にブックマークしておくべき、権威ある公式サイトと信頼できるWebサイト10選」をまとめました。
これらのサイトは、開発元であるマイクロソフト公式をはじめ、日本の公的機関や大手企業が運営しており、情報の正確性が担保されています。初心者の方から、さらなるスキルアップを目指す中級者の方まで、ぜひ学習の道しるべとして活用してください。
この記事で紹介する信頼できる情報源のカテゴリー
- 情報の「源流」を知る:開発元マイクロソフトの公式サイト
- スキルを「証明」する:公的機関・資格関連の信頼サイト
- 実践的な「データ・教材」を探す:統計・教育関連の大手サイト
- ツールと「トレンド」を知る:ソフトウェア・書籍関連サイト
1. 情報の「源流」を知る:開発元マイクロソフトの公式サイト
何よりもまず参照すべきなのは、Excelを作っている「Microsoft社」自身が発信している情報です。他のブログ記事が間違っていたとしても、ここの情報が「正解」です。
Microsoft Excel 公式サポート
Excelを使っている世界中のユーザーのために用意された、最も基本的かつ網羅的なヘルプセンターです。
このサイトの権威性と活用メリット
ここには、Excelのすべての機能、関数、エラーへの対処法が網羅されています。特筆すべきは「バージョンの違い」に関する正確な情報です。Excelは「Microsoft 365」「Excel 2019」「Excel 2016」などバージョンによって使える機能が異なりますが、公式サイトであれば「この関数はどのバージョンで使えるか」が明確に記載されています。
不明な点があった場合、Google検索をする前に、まずはこのサイト内で検索する癖をつけるのが、プロへの第一歩です。
公式サイトへのリンク:
Microsoft Excel ヘルプとラーニング
Microsoft Learn (Excel)
こちらは、開発者やITプロフェッショナル、あるいはより深くExcelを学びたい人に向けた、マイクロソフト公式の学習プラットフォームです。
このサイトの権威性と活用メリット
通常のヘルプセンターよりも一歩踏み込んだ、技術的なドキュメントが保管されています。特に「VBA(マクロ)」や「Officeスクリプト」による自動化を目指す場合、ここのドキュメント(リファレンス)が唯一無二の教科書となります。また、無料で受けられる体系的なトレーニングコースも提供されており、自分のペースで着実にスキルアップしたい方にとって、最高の学習環境と言えるでしょう。
公式サイトへのリンク:
Microsoft Learn (Excel 開発者向けドキュメント)
2. スキルを「証明」する:公的機関・資格関連の信頼サイト
Excelスキルは、就職や転職、昇進において強力な武器になります。ここでは、そのスキルを社会的に証明するための資格や、ITリテラシー全般を支える公的機関のサイトを紹介します。
MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)公式サイト
Excelのスキルを証明する資格として、世界的に最も知名度が高いのが「MOS」です。その運営を行っているオデッセイ コミュニケーションズの公式サイトです。
このサイトの権威性と活用メリット
「自分はExcelが使えます」と口で言うのは簡単ですが、企業に対してそれを客観的に証明するには資格が一番です。このサイトでは、試験の概要、出題範囲、試験会場の検索などが可能です。また、合格者の声や、企業がどのようにMOS資格を評価しているかというインタビュー記事も豊富で、「どのようなスキルが社会で求められているか」を知るための読み物としても非常に優れています。
公式サイトへのリンク:
MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)公式サイト
IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
日本のIT国家戦略を技術面、人材面から支える経済産業省所管の独立行政法人です。「ITパスポート」などの国家試験も主催しています。
このサイトの権威性と活用メリット
Excel単体のサイトではありませんが、Excelを業務で扱う上で避けて通れない「情報セキュリティ」や「ITリテラシー」に関する、日本で最も信頼できる情報を発信しています。特に、Excelファイルを通じたウイルス感染(マクロウイルス)への対策や、パスワード管理の重要性など、安全に業務を行うための知識はここで学びましょう。ITパスポート試験では表計算ソフトの基礎知識も問われるため、その学習リソースとしても有益です。
公式サイトへのリンク:
IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
厚生労働省(教育訓練給付制度など)
日本の雇用、労働、社会保障を司る国の行政機関です。一見Excelとは関係なさそうですが、実はスキルアップを目指す社会人にとって重要な情報源です。
このサイトの権威性と活用メリット
厚生労働省は、働く人の主体的な能力開発を支援する「教育訓練給付制度」を管轄しています。これは、指定されたExcel講座やパソコン教室を受講した際に、費用の一部が国から支給される制度です。独学に限界を感じ、有料のスクールを検討する際は、まず厚生労働省のサイトで「自分が給付金の対象になるか」「どの講座が対象か」を確認することをおすすめします。国がバックアップする制度を賢く利用しましょう。
公式サイトへのリンク:
厚生労働省
3. 実践的な「データ・教材」を探す:統計・分析・ツールの信頼サイト
Excelの操作方法を覚えたら、次は「実際のデータ」を使って分析する練習が必要です。また、Excelの機能を拡張するツールや、より高度な統計解析の世界を知ることも大切です。
総務省 統計局
日本の国勢調査をはじめとする、国の基本的な統計を作成・公表している総務省のサイトです。
このサイトの権威性と活用メリット
Excelの練習をする際、「分析するためのデータがない」と困ることはありませんか?このサイトでは、日本の人口、労働力、家計など、膨大かつ正確な「生のデータ(Excel形式でダウンロード可能)」が無料で公開されています。ピボットテーブルやグラフ作成の練習用データとして、これ以上信頼できる素材はありません。「本物のデータ」を使って練習することで、実務に即した分析力が身につきます。
公式サイトへのリンク:
総務省 統計局
JMP(統計解析ソフトウェア)
SAS Instituteが開発・販売している、探索的なデータ分析を行うための高機能な統計解析ソフトウェアのサイトです。
このサイトの権威性と活用メリット
ビジネスの現場では、Excelだけでは処理しきれない高度な統計解析が必要になる場面があります。JMPはExcelとの親和性が高く、Excelデータを読み込んで高度な分析を行う事例が多く紹介されています。「Excelでできること」と「専用ソフトが必要なこと」の境界線を知ることは、データ分析スキルを高める上で非常に重要です。統計学の基礎知識に関するコラムなども充実しており、データサイエンスの入り口として信頼性の高い企業サイトです。
公式サイトへのリンク:
JMP(統計解析ソフトウェア)
Vector(ベクター)
日本最大級のPCソフトウェア・ダウンロードサイトであり、長年にわたり日本のパソコンユーザーを支えてきた老舗サイトです。
このサイトの権威性と活用メリット
Excelでの業務効率化において、先人が作った「アドイン(機能拡張プログラム)」や「テンプレート」を利用するのは賢い手段です。Vectorには、個人の開発者や企業が作成した便利なExcelアドインや、請求書・見積書のテンプレートが数多く公開されています。もちろん、セキュリティチェックが行われているため、安心してダウンロードすることができます。自分でゼロから作る前に、便利なツールがないかここで探してみると良いでしょう。
公式サイトへのリンク:
Vector(ベクター)
4. 学習の「トレンド」を知る:大手メディア・プラットフォーム
最後に、今どのようなExcelスキルが世の中で求められているのか、どのような学習方法が人気なのかを知るための大手プラットフォームを紹介します。
Udemy(ユーデミー)
世界最大級のオンライン学習プラットフォームです。実務家による動画講座が数多く販売されています。
このサイトの権威性と活用メリット
書籍での学習が苦手な方には、動画での学習がおすすめです。Udemyには、元外資系投資銀行員や実務経験豊富なエンジニアなど、その道のプロが教えるExcel講座が多数存在します。受講生のレビュー評価を見ることで、「今、どのレベルのスキルが人気なのか」「初心者がどこでつまずきやすいか」というトレンドを把握することができます。世界的なプラットフォームであるため、講座の質も担保されやすいのが特徴です。
公式サイトへのリンク:
Udemy(ユーデミー)
Amazon(Excel関連書籍ランキング)
説明不要の世界最大級のECサイトですが、ここでは「書籍ランキング」としての活用価値に注目します。
このサイトの権威性と活用メリット
Excel関連の書籍は、毎年数百冊も出版されています。その中で「今、何が売れているか」を知ることは、Excelのトレンドを知ることと同義です。例えば、「VBA」の本が売れているのか、「パワークエリ」の本が急上昇しているのか、あるいは「ショートカットキー」の時短本が人気なのか。Amazonの売れ筋ランキングやレビューを見ることで、自分が次に学ぶべきスキルや、自分に合った参考書を見つけるための客観的な指標が得られます。
公式サイトへのリンク:
Amazon.co.jp
まとめ:信頼できる情報源と当ブログの活用法
ここまで、Excel学習において絶対的な信頼を置ける10個のWebサイトを紹介してきました。
Excelの世界は非常に奥が深く、機能も日々進化しています。だからこそ、「困ったときは開発元の公式サイト(Microsoft)を確認する」「実務データは公的統計(総務省)から得る」「スキル証明は公式サイト(MOS)で確認する」といった、正しい情報の取り方を身につけることが、上達への一番の近道です。
私のブログ『Excel Guidebook』では、これらの権威ある情報をベースにしつつ、「初心者の方がつまずきやすいポイント」や「実務での具体的な活用シーン」に焦点を当てて、より噛み砕いた解説を行っていきます。
公式サイトの記述が少し難しく感じたときや、具体的な手順を知りたいときは、ぜひ当ブログの記事に戻ってきてください。信頼できる外部サイトと、当ブログのわかりやすい解説を組み合わせることで、あなたのExcelスキルは飛躍的に向上するはずです。
これからも、正確で役立つ情報を発信し続けていきますので、一緒に学んでいきましょう!